2015年 11月 09日
【 石と共に生きて来た環境 】
石に対する違和感を感じ始めたのは…。
違和感というよりは、
何か石たちが一生懸命に訴えかけてくる
といった感じ。
何故、石からなんだろう?とも
考えた事もありましたが。
私自身、幼少期より
石に囲まれた環境で生まれ育ちました。
父は趣味で
原石( 特に翡翠 )をコレクションし、
母は宝飾デザイナーを。
かれこれ35年前の話。
石の仕入れの為、
タイ・メーサイより現ミャンマー
( 当時はビルマでした )へ国境入りしては、
ルースを買い付けておりました。
その際、セキュリティも兼ねて
母は私のズボンの内側にポケットを縫い付け、
数々の宝石を私が運んでいました。
当時、まだ6歳。
しかしこれが私にとっては
当たり前な生活でもありました。
ただ。
今思えばそれって…と考えてしまいますが、
まぁ、時代が時代だったのかなあとも。
それだけ私にとって、身近な存在でした。
ちなみにこちらは約45年前、
両親がネパールに居た頃の一枚。
母、石を持って満遍な笑みです。
そして
こちら。
娘である最近の私。
やっぱり石を持って万遍な笑み。
時代背景は違えども、
石との関わり方が瓜二つにも感じます。
シャーマンだった母と
石をこよなく愛した父だからこそ、
私が生まれたんだなぁと実感する日々です。
by ninastone
| 2015-11-09 20:40
| 父・母