2016年 09月 19日
【 大人の遠足〈宮城・石巻〉・後編 】
石のお医者さん・柴田日南です。
今となっては震災の記憶をつなぐ場所でもある日和山公園。
( 平地に広がる石巻で、河口近くにぽこっとある小さな山にあります。津波の際は多くの人がここに逃れて助かりました。津波直後の火災はここのすぐ近くまで迫ったそうです。)
公園には震災前の写真が掲示されています。
眼下に広がる景色が震災によってどれだけ一変してしまったのかが写真からも伝わってきます。
大切なメッセージ。
しばし眺める3人。
全員があの日、それぞれの場所で被災しています。
改めてあの日の震災を境に人生環境、生活環境、社会環境が激変したなと感じます。
さて、気持ちを少しだけ切り替え、公園内を奥の方へと歩いてみました。
すると。
ん?
岩手町御堂観音?
実は御堂観音は幼い頃によく父に連れて行ってもらった場所でもあります。
まさかここでも繋がるとは!
実は岩手町と石巻市を結ぶ記念碑には次のように書かれております。
『 母なる川、北上川は岩手町御堂観音、弓弭の泉を源泉とし、247キロメートルを流れ石巻の河口で太平洋に注ぐ。
川の流れの悠久を思い、自然の恵みに感謝し、北上川源泉のこの地に本碑を建立す。』
ご縁とは本当に不思議なものです。
ここでも繋がるとは思いもしませんでしたから。
気付けば彼岸花が咲いているところにみなで集結。
白露を過ぎ涼風が意識されるようになると、人里近くで咲きだすのが『彼岸花』ですよね。
遠くからでも良く目立つ真っ赤な花、仲秋を代表する花とも感じますが。
この朱色が個人的には好きです。
今回の大人の遠足のラストに相応しい花にも感じました。
本日も最後までお読みくださり、大変光栄に感じます!
Cám ơn nhiều!